服のこと、生地のこと、お手入れのこと
お手入れのこと (2) リネンのお洗濯方法について
こんにちは。スタッフのサカモトです。
『服のこと、生地のこと、お手入れのこと』学習帳の『お手入れのこと(2)』はリネンのお洗濯方法についてお届けします。

通気性が良く熱気がこもらないため、特に蒸し暑さが厳しいシーズンでの活躍が多くなるリネン。汗ばむ季節は積極的に着まわしたい素材の一つです。
とはいえ「たくさんお洗濯したいけれど、リネンの取り扱いは難しいのかな」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
しかしリネン特有の性質を理解し、ほんの少し気をつけてあげればリネンの洗濯は難しいことではありません。

<洗濯機でのお洗濯について>
天然繊維の中で最も耐久性に優れているリネンは、基本的に洗濯機で洗濯できちゃいます。
リネンは乾いている時より水に濡れた時の方がいっそう丈夫になり痛みにくいという性質があるためです。
その際、洗剤は蛍光剤入りだと繊維を痛めたり風合いが損なわれる可能性があるので入っていないものの方がオススメです(※最近は蛍光剤が入っていない洗剤が増えています)。
さらに洗濯を繰り返していくうちにどんどん柔らかくなっていきますよ。

<乾かし方について>
リネンは乾きが早いので濡れているうちにシワを軽く伸ばして干してください。
できれば陰干しがオススメです。特にカラーものなどは、強い太陽の日差しによって焼けてしまう可能性があるからです。
また乾燥機をお使いになると縮みや型崩れの原因になりますのでお使いにならないでください。
アイロンをかける場合は、半乾きの状態でかけるとよくシワが伸びますよ。
※アイテムによっては特別な取り扱いが必要な場合がありますので、一番はじめにお洋服の裏側についた洗濯表示ラベルを確認することも大事になります。

いかがでしたでしょうか。意外とリネンはお取り扱いが難しくないアイテムなんです。
使えば使うほど、洗えば洗うほど風合いを増して自分だけのオリジナルな一枚になっていくのが魅力のリネン服。
ちょっとしたことに気を配りながらお手入れしていくことで、お気に入りのお洋服を風合いよく長持ちさせていきたいですね!